普段、「言語化」に重きを置いている会社に勤めています。
事業内容的に、色々な相談を文章でもらうため、自分たちも伝える言葉をしっかりと言葉にできてないといけません。
なぜなら、言語化できないと伝わらないからです。
ですが、伝えるに到るまでにとても大事なことがあって、それが一番難しいなと最近思います。
伝える手前で大事なこと
何が難しいか。
それは、相手が何を言っているのかを理解することです。
これがズレると、伝える時の言語化も大抵失敗し、独りよがりなメッセージというか、単なる講演(しかも悪質な)になってしまうのです。
卑近なところでは、先日アーティストの宇多田ヒカルさんがこんなツイートをしていましたね。
有名無名問わず、誰かがメディアでした話から別の誰かが一言だけ抜き取って、文脈から切り離してネットで持ち出して、そこから少数派を除いた多くの人がソースの文脈を参照しようとしないまま自己投影に基づいた批判や擁護(つまり妄想)のたたき台にして論争が繰り広げられる現象にまだ名前ないのかな
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2018年7月17日
ストローマン論法というらしいですが、要は、「都合の言いように解釈され、謎のメッセージが返ってくる」というものです。
何も有名人のツイートや政治的な場面出なくても、結構頻繁に起きている現象だと思うのです。
ツイッターなんて、この現象のオンパレードですよね。
読みたいように読むのが人
どういうことかというと、結局、人は「読めない」ということだと思うのです。
相手が言っていることを読むというよりも、自分の読みたいように読んで、言いたいように言う。
読解力のなさが、この現象にも繋がるし、おそらく普段のコミュニケーションにもそれが出てしまっているのではないかな?と思います。
こんなことを書いておいてなんですが、自分も大概読めてないことは多いです。
相手の言いたいことを読むのではなく、変な解釈を加えてメッセージを考えてしまったりしてしまうのです。
これを伝えられた相手は果たしてどう思うか。
ドヤ顔でもっともらしいことを僕は伝えたつもりでも、相手にとってそれは全く響かないし、むしろズレて無意味な言葉になっていることもある。
最悪、相手を銛で刺すかのように、傷つけてしまうことさえあります。
これでは、相手からの信頼など、得られるはずもありません。
読解力をつけるためには
では、それを避けるためにはどうしたら良いのか。
これは会社でもやっていることなのだけど、小学生中学生レベルの国語からやり直すのが一番だと思います。
これは煽りではなく。
実際、僕が勤める会社では課題図書になっていて、今でも頻出するくらい。
↑ちなみにこれです
転職した頃は面食らったけど、自分が「全く読めていない」という事実を認めざるを得なくなって、改めて真剣に小4のテキストをやり直しました。
その甲斐あってか、いくらかマシになってきましたが、まだまだ課題は多いと感じます。
将来的には娘たちにもやってもらいたいテキストです。
まとめ
読解力に関しては、多分、ただなんとなく本を読んでいるとかだとダメなのだと思います。
必要な観点があり、読めているとはどういうことなのか、というのもわかってないと、本当の意味でコミュニケーションは取れないのではないかなと思います。
そういう意味では、僕もまだまだ精進が必要です。
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