こんにちは、かめだです。
あまりに体重が減らないので、さすがにもう運動量を増やすこともやらないと…と思い直し、「毎日15分以上のランニングをする」と決めて実践して1週間弱になります。
僕は元来から走るのだけは苦手だし、なんなら嫌いでして、ずーっと「やったほうがいいんだろうな」という気持ちをもったまま避け続けてきました。
もともとサッカーをやっていたので、運動自体は好きなのですが、素走りというのがどうも。。
GKだったのもあるんですが…笑
ネガティブなセルフトーク
そんな気持ちなので、実際走るときの自分のセルフトークなんてひどいものです。
・走りたくない
・まだけっこう長いなあ
・ここで止めてしまおうか
・こんなことして意味あるのか?しかも15分とか。
・やっぱ走るの嫌いだわ…
などなど、何とかして自分の決意を改めさせようというブレーキが働いてきます。
「やらない理由」をこれでもかというくらいに捻りだしてくるのだから、もっとポジティブな時にもその能力を発揮してくれよと思わずにはいられません。
でも、何か新しいことをやるときは、結構出てきがちな「内なる声」だと思います。
特に強制力が働かない自分が決めた行動の場合は顕著ですね。目標達成に向けた行動に対して出てくるんです。本当にたちが悪い。
現状維持メカニズムがある
ただ、この声を「自分の意志が弱いせいだ」と捉えてしまうのはちょっと考えなおしたいのです。
人間なんて、基本堕落するものです。特別自分だけが弱いかっていうとそんなことはなく、そもそも現状を維持するようにできている。
そうやって人間は進化もしてきたわけですしね。
ホメオスタシスがなんだーとか言わなくても、現状維持したい気持ちが出てくるのって感覚的・体験的にわかると思うんですね。
これを石井裕之先生は「現状維持メカニズム」と言ってますが、そうなんですよ。メカニズムなんですよね。
だから、もはや本能なわけです。
つまり、こういう行動時のネガティブな内なる声は「悪魔のささやき」くらいに思って丁度いいわけです。
論点は、これをいかに無視できるか?です。
手なずけるためにはどうするか
ただ、現状を維持してくれるわけだから、最初辛くても続けてれば「良習慣」が維持されていくともいえるわけです。
手なずけることができる。
なので、是が非でもそこまでもっていきたい。
習慣になるまでの日数
それがどれくらいかかるものなのかは諸説ありますよね。
21日だとか、3か月だとか。
いずれにせよ、「何日続けなきゃ」とか思ってるメンタリティがもう現状維持されかかってるので、答えは「習慣になるまで」だと開き直るしかないと思います。
何日続こうが、やめるときはやめるもんですし。
「続ける」を目的化する
新しい行動というのは、何か目的や目標があって、それに紐づいているはずです。
つまり、「成果につなげるため」という大前提の目的があるわけです。
が、そればっかりだと、「そんなの本当につながるの?」という悪魔のささやきに負けることがある。
なので、もう一個の目的を設定してみるのです。
そう。
「継続する」という手段をあえて目的化するのです。
そうすれば、とりあえず「動ける自分」という現状を作ることにはつながるので、行動を変えた時でも比較的動きやすいメンタリティになっているので。
言っておきますが、PDCAは回したほうがいいので、それはそれとして切り分けて考えましょう。
自分の場合:有酸素運動を止めない
上記の考え方にそって、自分はとにかく有酸素運動を止めないようにしようと鋭意努力中です。
・雨が降ってなきゃ外を15分走る
・雨が降ってたら部屋でできる有酸素運動(今のところ「痩せすぎ注意ダンス」なるもの)
としてます。
ここで、「15分とか意味ねーよ」という内外からの指摘は、ごもっともだが無視です。
残念ながらトレーニングに割ける時間も限られていますし、やらないよりはマシだと思うし、そもそもやりたくないランニングがいきなり1時間×週7とかハードル高すぎるわけで。
そんなわけで、じっくりやっていきます。
編集後記
ちなみに、「現状維持メカニズム」に関しては、石井先生のこの本が良いです。
というか、この本から始まる3部作を読んでおけば、自己啓発書はあとは捨てて大丈夫です。
で、人間はそもそも堕落するものということについては、坂口安吾を読んでおきましょう。
ちょっと文体が難しいですが、短編なのですぐ読めます。
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